専門学校と大学の違いは、どこにあるのでしょうか?
非常に気になるところです。
まず、期間。 専門学校は、1~2年制のところが多く、大学は4年制が基本です。
専門学校では、その短い時間の中で、即戦力となるような実践的な知識・専門技術を取得することを目的としています。
期間的に見た場合は、希望する職種への最短の道、と言えるかもしれません。
ビジネスに直結していますから、就職したときに即戦力となります。
一方、大学は、4年という長い期間を活かして、専門的な分野に関する幅広い知識を学んでいきます。
ビジネスよりも学問重視の考えです。
実技・実習よりも、学問的なものに比重が置かれることが多いのが特長で、教養科目も多くなっています。
専門学校と大学では、期間はもとより、教育内容や施設や設備にかなりの違いがあるため、学費にも大きな差があります。
また、取れる資格においては、専門学校と大学では全く同じ場合もありますし、違いがあるものもあります。
例えば、看護師を目指す場合、看護大学を卒業すると、専門学校を卒業した場合と同様に、看護師国家試験の受験資格が得られます。
しかし、それだけでなく、大卒の場合は、保健師や助産師の受験資格も得ることができるのです。
就職面では、専門学校卒と大学卒の場合、給料が数万円違う場合もあります。
就職したての頃は、専門学校卒の人の方が即戦力として重宝される傾向がありますが、数年経つと、大学卒の人の幅広い知識が買われ、評価が逆転することも少なくありません。
結局、専門学校と大学の違いはいろいろあり、それぞれ一長一短です。
専門学校に入るか、大学に進学するかを考える場合、将来就きたい職業をはっきりと定めて、目的を達成するために最適な道を選ぶとよいでしょう。